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TOSHIBA MK6459GSXP 重度物理障害 データ復旧できない例・・・
カテゴリ:HDD・SSD, Windows, データ救出・復旧, ハードウェア pcfixs_f.iino | 2016/08/06
データ復旧成功例でなく、残念ながらデータ復旧できなかった事例をご紹介します。
今回の復旧対象はノートPCの内蔵HDDです。
スリープ中にノートPCを落下させてしまったそうで、それ以降電源をいれるとカツ、カツ、カツと音がなるようになった。とおことです。
こういった場合、考えられるシナリオはヘッドがプラッタに接触、ヘッドが損傷、そしてプラッタにも傷をつけてしまっている状態です。
プラッタ上にスクラッチがあると、ヘッドを交換してもヘッドがスクラッチに当たった段階で再度損傷してしまうので、データ復旧の可能性は大幅に低下します。
落下を検知してパーキングエリアにヘッドが退避してくれていれば良いのですが・・・
祈る気持ちでHDDを開封してみましたが、残念ながらプラッタの内周部に傷を確認・・・
内側に少し同心円上に筋のような傷が入っています。
この場合、傷が浅ければ浅いほどデータ復旧できる可能性は高いのですが、
今回の場合は深いですね・・・
お客様に許可を頂きヘッド交換を実施、通電してみましたが良品ヘッドが傷の部分に接触した段階でこするような異音が発生。
その後は元々の状態と同じようにカツ、カツ、カツと異音を発生するのみとなりました。
残念ながら今回はデータ復旧不可となります。
この辺り、同様の症状で過去に様々なデータ復旧業者(検索順位で非常に上に出てくるところ数社)に外注したことがあるのですが、どこのデータ復旧業者でも同じです。
今回は残念な結果となりましたが、TOSHIBA製2.5インチHDDはドナーも豊富に取り揃えており、復旧率もスクラッチさえなければ非常に高いです。感覚的には90%〜100%でしょうか。
落下でもヘッドがパーキングエリアに退避した状態で落下していればプラッタに傷はつかないはずですので、データ復旧の可能性は高いです。
お困りの方は是非、一度ご相談くださいませ。
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タグ:データ復旧, 失敗例, 重度物理障害
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