故障症状

皆様こんにちは。ハセガワです。
本日は水没してしまい、起動しなくなった、マウスコンピューター製 G-Tune NG-N-i5350の修理事例をご紹介しますよ。

お客様の方で何度か通電を試みたとのことでしたが、一度も点く気配がなかったようです。
受付では、内部に水滴等残っている場合は状態の悪化につながるため、通電はせず、まずは分解して内部をチェックすることとしました。

分解中の基板です。なんと記憶装置が3本も挿せる設計になっています。
さて、原因はどこかな…?

診断結果

内部基板に腐食(錆び)を発見しました。
場所としてはCPUの隣と、電源コネクタの周囲にありますね。
結構大きく腐食しています。

白く結晶化しているのが錆びです。ボールペンの先と大きさを比べてみてください。

修理期間

3日

修理内訳

内部の腐食洗浄を実施しました。
かなり腐食が大きかったので、しっかり時間をかけて洗浄しましたよ。果たして….

修理結果

無事修理成功！Windowsも問題なく立ち上がって来ました。
実は水没が絡んだ故障だと、併発してキーボードも故障していたりすることが多いんですよね…。
今回もそれが心配で、もし壊れていた場合は交換しないといけないのですが、
修理完了時点では問題なく動作していましたので、安心しました。
(キーボードは構造上、洗浄ができない部品なので、液体侵入で故障した場合はキーボード全体を交換しないといけないのです…TT)

腐食が大きかった分、起動できた時はうれしくなりました。

この時候ですから、温かいコーヒー、ココア、白湯等を飲みながら作業をされる方は多いと思われます。
そういう時にちょっとひと手間ですが、キャップ付きの入れ物や、タンブラーなどをご利用いただくことにより、
水没の危険性はグッと下げることができます！
パソコンに水は大敵ですので、是非ともご実践くださいませ。

水没パソコンはPC-Fixsへ。まずはお問い合わせください。
何卒、よろしくお願いいたします。