【エラーコード:10204-2】弥生会計が開けないパソコンの修理事例
カテゴリ:HDD・SSD, OS修復, Windows, Windows修復, デスクトップ, ハードウェア hasegawa | 2025/12/02
故障症状
皆様こんにちは。ハセガワです。
本日は「弥生会計が起動できない」というご相談でお預かりしたパソコンの修理事例をご紹介します。
お客様が弥生会計を開こうとしたところ、下記の表示が出て起動できなくなってしまったとのことでした。
エラーが発生しました。
しばらく時間をおいてからライセンス認証を行ってください。
再度同じエラーが出た場合は、カスタマーセンターにお問い合わせください。
エラーコード:10204-2
一見するとライセンスや認証まわりのトラブルに見えますが、
どうやら弥生会計の公式サポートによると、WMIと呼ばれるWindowsのシステムが正常に動作していない可能性があるとのこと。
ライセンス認証やオンラインアップデートで[エラーコード:10204-2]が表示される – 弥生製品・業務サポート
https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=12269
まずはパソコン全体の状態を確認しながら、原因の切り分けを進めていきます。

弥生会計起動時に10204-2のエラーが出て、先に進めない状態でした。
診断結果
診断を行ったところ、原因は二つ重なっていました。
ひとつは Windowsのシステムデータ破損。
もうひとつは、そのシステムデータやユーザーデータが保存されている記憶装置の経年による不良です。
記憶装置の状態が悪化すると、システムファイルの読み書きに失敗しやすくなり、
結果としてアプリ側で認証エラーのような症状が出ることがあります。
今回はまさにそのパターンでしたね。

WMIを見失っていた画面。
修理期間
3日
修理内訳
・記憶装置内のデータを新品の記憶装置へ完全複製
・新品の記憶装置へ交換後、Windowsシステムの修復を実施
修理内容
まず、元の記憶装置に入っている内蔵データを、新品の記憶装置へ丸ごと複製しました。
その後、新品の記憶装置をパソコン内に組み込み直し、起動したWindows上でシステムの修復を実施。
環境やデータをそのまま引き継いだうえで、Windowsの土台を整え直すイメージですね。
これにより、アプリ側の起動トラブルも解消できる見込みが立ちました。

記憶装置を新品へ複製・交換後、Windowsの修復を行って仕上げました。
これは交換前の記憶装置。
修理結果
無事、弥生会計を開くことに成功しました!
起動後の動作も安定しており、エラーの再発もありません。
副次的な効果として、記憶装置を新品のSSDと呼ばれる部品に交換したことで、Windows全体の動作が非常に軽快になりました。
「最近パソコンが重いな…」と感じていた原因も、ここにあったようですね。
業務ソフトのエラーが出たとき、表示内容だけを見るとアプリ側の問題に見えることも多いですが、
実際にはWindowsや記憶装置の状態が関係しているケースもございます。
同じようにソフトが起動できずお困りの際は、まずは一度ご相談ください。
何卒、よろしくお願いいたします。




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