故障症状

皆様こんにちは。ハセガワです。
本日は Lenovo Legion R9000X2021R (通名:Legion S7 15ACH6)の修理事例をご紹介します。

ご相談内容は
「電源ボタンは光るのに、画面が真っ暗で何も映らない」
というものです。

さらに、外部モニターへ接続しても反応が無く、映像出力が来ない状態でした。
この手の症状は、液晶側だけでなく起動系の部品が原因になっているケースもあるため、まずは分解して内部のチェックを進めていきます。

電源は入っているように見えますが、画面は完全に無反応。外部出力(Type-C→HDMi)も反応なしでした。

診断結果

内部を確認し、起動に関わる部品を順に切り分けたところ、原因は内部メモリの故障でした。

メモリ不良の場合、電源ランプやキーボードの点灯までは進むのに、
その先の起動処理に入れず画面が真っ暗なまま止まることがあります。
今回もまさにそのパターンでしたね。

起動系の切り分けを行い、メモリ不良と判断。検証用メモリで反応が戻りました。
画像は今回故障していたメモリ。

修理期間

1日

修理内訳

在庫のメモリを使用し、内部メモリの交換を実施しました。

修理内容

故障しているメモリを取り外し、動作確認済みの在庫メモリへ交換。
交換後は通電テストを行い、正常に起動するかを確認しました。

在庫メモリへ交換後、起動テストを実施。挙動が安定しました。

修理結果

無事、修理完了です！
Windowsも問題なく立ち上がり、動作も安定していました。

今回交換したのは「メモリ」と呼ばれる部品で、
システムやユーザーデータが保存されている記憶装置（ストレージ・SSDなど）とは別物です。
そのため内部データは元通りのまま、修理することができました。

画面が真っ暗で起動しない症状でも、原因が液晶とは限らず、
今回のように起動系の部品不良が隠れていることもあります。
同じような症状でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

起動不良の修理は PC-Fixsへ。まずはお気軽にお問い合わせください。
何卒、よろしくお願いいたします。