HP 15s-eq3026AU 手洗い石鹸をこぼし通電しない、USB端子から火花が出た
カテゴリ:ハードウェア machida | 2025/10/31
故障症状
今回は、HPノートのお持ち込みです。
手洗い石鹸(液体)をこぼしてから通電不能、USBから火花が出たとのこと。
液体侵入での故障は、どこに、どこまで入り込んでいるかで重症度がかなり変わります、まずは診断してみましょう。

裏蓋を外したところ、USB基板と接続ケーブルがショートしていました(接続ケーブルの黒い線部分)。
この基板は電源スイッチの制御も兼ねています、通電反応が無いのも頷けますね。

メイン基板、奇跡的にこちらには液体の侵入形跡がなくは無傷の状態でした。

USB基板の奥にある充電用DCジャックケーブル(写真中央)にも通電時の異常発熱がありました。
故障箇所が集中しているため、こちらの端子部分に液体がかかったようです。
診断結果
上記部品を診断部品に交換すると正常に起動したため、メイン基板側は問題なさそうです。
キーボードにも侵入形式はなく動作も良好なため、端子部分のみと判断。
筐体への液体侵入が限定的なため、ショートしたUSB兼電源スイッチ基板、接続ケーブル、DCジャックケーブルの交換修理のご提案となりました。
修理期間
2週間程度(部品手配期間を含む)
修理内訳
基板の取り付け位置に液体痕が残っていましたので、清掃を実施。
あとは各部品を組み付け、動作確認を行いました。

各種部品を組み付けたところ、リボンケーブルは長さに合わせて折り目をつけています。

起動、動作確認を行い、修理完了です。
修理結果
端子側各種部品の交換により修理は無事に終わり、納品となりました。
今回は液体故障にしては損傷の範囲が狭く軽症でした、恐らく液体石鹸の粘土が高く、毛細管現象が起こりにくかったのだと思います。
液体によるトラブルには気をつけたいものですが、水没したパソコンでも可能な限り修理のご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
水没、水濡れ、液体こぼしで動かなくなったらPC-Fixsへ、まずはお電話やメールでお問い合わせください。




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