故障症状

今回は、Lenovoノートのお持ち込みです。

液晶の下部分の表示がおかしく、点灯しているがマウスカーソルを持っていくと消えるとのこと。

外部出力に問題は無く、数年前にも同様の故障でパネル交換しているようです、まずは診断してみましょう。

症状を確認した後、分解します。

今回はタッチスクリーンディスプレイのため、デジタイザー(タッチパネル用ガラススクリーンのこと)と液晶が一体か別体かを確認する必要があります。

パネルユニットを取外した状態。

デジタイザーと液晶パネルが分離しない一体部品で、40PINケーブルを2本接続する特殊な仕様でした。

診断結果

分解の結果、デジタイザーと液晶パネルは一体部品でした。

タッチスクリーン機能も反応しないため、交差検証による切り分けが必要でしたが、

接続方式が特殊且つ診断部品が無く多少のリスクをお伝えつつ、液晶ユニット交換修理のご提案を行いました。

修理期間

2週間程度(海外からの部品取寄期間を含みます。)

修理内訳

液晶ユニットの交換、動作検証。

検証の結果、液晶表示については改善が見られたものの、タッチスクリーン機能は使用できず。

お客様とご相談のうえ、タッチ機能は必要ないとのことで、現状での修理となりました。

問題の接続部分。

見慣れたケーブルが2本出ています、それぞれ映像、タッチ機能に割り振られていました。

交換後の起動確認を行い、修理完了です。

修理結果

この度は完全な修理とはなりませんでしたが、液晶表示異常は改善し無事に納品となりました。

このように、パソコンの動作に直接影響がない場合は、選択肢として修理を行わないご提案や相談もお受けしています。

可能な限り柔軟なご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

液晶破損のパソコンはPC-Fixsへ、まずはお電話やメールでお問い合わせください。