WACOM / Mobile Studio Pro(DTH-W1320) 通電しない本体からのデータ救出作業
カテゴリ:ハードウェア machida | 2025/09/30
故障症状
今回は、ワコム液晶タブレットのお持ち込みです。
修理ではなくデータを取り出したいとのことで、早速実機を確認。
この手のPCはストレージが基板実装であることも多く、メーカーページでも本機種より上位モデルにしかSSDの交換可能の表記がありませんでした。
ところがWebを漁っていると、基板の裏側にM.2SSDが着脱可能な状態で実装されていることが確認できました。
実際に分解してみましょう。
向かって右側、WACOMの刻印のある樹脂製排熱口を破損しないように取外していきます。
排熱口を外したところ、ネジなど色々外していきます。
ケーブルを抜くのも忘れずに。
診断結果
マザーボードの裏側にメモリーと2280サイズのM.2 SATA SSDがひっそりと息を潜めてました。
上位機種の仕様を見るにマザーボードは共通で、実装CPUなどの差とメモリー / SSDアクセスハッチ付きの筐体が異なるだけのようです。
修理期間
2-3日程度
修理内訳
取外したSSDからデータの救出作業が行えました。
BitLockerの設定も無くSSDに故障も見られませんでしたので、データ復旧にはならずに済みました。
基板が露出した状態、基板を取外すには更に分解が必要でした。
ちょうど左に見える緑色の基板の裏側にメモリーとSSDが装着されています(ごめんなさい、分解に夢中で写真を撮り忘れました・・・)。
修理結果
無事にデータの取出しと、外付けポータブルHDDへの移行が完了いたしました。
取出したデータの確認をお客様の面前で行うのですが、目当てのデータ格納場所がなかなか見つからず、一緒に探すこと数十分。
最終的にファイル名と表示名が異なることが判明したため、芋づる式にデータの確認が無事に取れまして、ほっと一安心な結果となりました。
動かないパソコンからのデータ救出はPC-Fixsへ、まずはお電話やメールでお問い合わせください。





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