故障症状

皆様こんにちは。ハセガワです。今回は、OSのインストールに失敗してしまったというiMacの修理事例をご紹介いたしますよ。
実機を確認してみると、内部ストレージはFusion Driveの様です。

Fusion Driveは高速なストレージであるSSDがまだ高価だった時代にAppleが作り出したシステムのことで、
少ない容量のSSDと容量単価が安いが遅いHDDを組み合わせて、両方良いとこ取りをしよう！という目的で開発されました。

(今はSSDの容量単価が下がってきたのですでに廃れてしまった技術なわけですが…もちろん現代でも有用です。)

診断結果

Fusion Driveの構造崩壊

修理期間

3日前後

修理内訳

通常であれば記憶装置の予防交換をご提案していますが、
今回はそれと併行して、Fusion Driveの再構成、及びOSのインストールで修理を進めていくご提案もさせていただきました。
診断の段階で、内部の記憶装置について致命的と判断できるような不良箇所は無かったことと、
診断段階でFusion Driveの再構成とOSのインストールを実施したところ、問題なくMacが動作したためです。

後者の修理の方が比較的早く、お安く修理できるという点や、近い将来にサポートが切れる見込みのあるiMacということで、
ご相談の結果、今回はFusion Drive再構成+OSインストールという運びとなりました。

実はこの時代のMacならWindowsも立ち上げられます。
診断段階ではWindowsの方が詳細にチェックできる利点がありますね。

修理結果

Fusion Driveを回復環境で再構築し、MacOSのインストールに成功です。
インストール後は一度もエラーを起こしませんでした。 無事、ご納品完了です。

MacOSのインストール失敗はPC-Fixsへ。よろしくお願いいたします。