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事例の一環として納期や料金など参考になりますと幸いです。
Seagate ST3000DM001 重度物理障害データ復旧
カテゴリ:Windows, データ救出・復旧, 外付けHDD pcfixs_f.iino | 2020/01/11
Seagate ST3000DM001のデータ復旧事例です。
Lacie製の外付けHDDに内蔵されていました。
こちらの機種、他社復旧不可や高額見積などで弊社へご依頼いただきました。
故障状態は磁気ヘッド故障です。
磁気ヘッド交換を実施してデータ復旧作業を行いますが、ただ交換するだけでは、ほぼ100%に近いくらいデータ復旧できません。
理由はSeagate製HDDは磁気ヘッド故障が発生すると、プラッタにもスクラッチと呼ばれるダメージが発生しているためです。
磁気ヘッドを良品に交換しても、プラッタのスクラッチにより再度、磁気ヘッドが損傷しデータ復旧不可となります。
今回も確認したところ想定通り、スクラッチを確認しました。
弊社では損傷箇所をバイパスしてデータ復旧を行うことが可能ですので、難易度の高いこちらのモデルでもデータ復旧できる可能性が残されています。(残念ながら必ずうまくいくわけではありません。)
ただし、データが保存されているプラッタをバイパスしますので、ファイル単位での復旧率はどうしても下がります。
この辺りは損傷程度で毎度変わるのですが、今回のケースでは、運も味方し約8割近くのデータを救出することができました。
なお国内では、まだこういった作業を実施しているデータ復旧業者は少数であるようです。
データ復旧業者数社を経て弊社に再依頼になることがあるのですが、復旧不可と決めつけているのか、または顧客にキャンセルされたからか、いい加減な取り扱いをされ、プラッタに本来なかったはずの傷や汚れが付いた状態で送られてくることもあります。
こういった状態ではデータ復旧できたものもできなくなってしまい非常に歯がゆいです。
データ復旧業者選びは慎重にされることをお勧めいたします。
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タグ:プラッターダメージ, 磁気ヘッド故障, 重度物理障害
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